share011 前々回のつぶやきで”シェアー”について書こうと思いながら、ついついその本の第一章にある”もうたくさんだ”を読み急遽方向転換で、話題が「太平洋ゴミベルト”になってしまいました。これはこれで本当にインパクトがあり、私的にもそれから想像できる、また想像してしまう事象が多数あり、自分の物に対する考え方又そして扱い方を大きく考えさせられます。それで、今回は寄り道せず真剣に”シェアー”について考えて見たいと思います。

この本の特徴とも言える事に、表紙カバーの裏側?に

BARTER,SWAP,OR,PASS ON THIS BOOK

と書いてあり、その下の欄には誰にいつこの本をシェアーしたのかを書く欄が設けられています。これでこの本は読む人は増えるかもしれませんが、買う人は少なくなるのでは?ふと、そんな事を考resize0804えてしまいます。またその続きに、WWW.share-biz.jpというサイトが書かれてあり、この本のシェアーを促進するサイトまで作ってあります。そのサイトを見ると、自分のこの本がどのようなシェアーをされているかという履歴を見ることもでき、まさに今はやりのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)も同時に形成されていく形になっているようです。

まさに世の中を見渡すと、”大量生産、大量消費”、そして”使い捨て”の時代は終わろうとしているのかも知れません。今まで大量に物を購入し、使用せず埃をかぶっていて保管され、それを保管するためのまた別に倉庫まで借りないといけない状況。スペースが増えると、そのスペースを埋める物を買い込み、どんどん保管され視野から消え去り、何を所有しているかすら記憶から消えてしまいます。その視界から消え、記憶から消え去った物が時々大掃除と称して整理され、大量のゴミとなり焼却されるか、それとも太平洋に流されるかになってしまうのでしょう。
book_img
そういう視点で物を見ていると、物を所有するって何やろ?って考えさせられます。このシェアーのサイトを見ていると、”上手いこと言うな?!”というのがありました。それは

「今あるものと欲しい物の距離、つまり“不満の隙間”は持ち物が増えるほどに広くなる。言いかえれば、持てば持つほどより多くを望むことになる。~所有物は私たちのクローゼットや人生を埋め尽くすばかりか心まで浸食しているのだ」

なるほど。心の隙間を物が埋めている。言い方を変えれば、物に支配されて生きている、っちゅう事ですかね。

そんな事考えるとやはり、物は所有する時代から、使用する時代ですね。家の傘たてを見ると、なんでこんなにビニール傘がいっぱいあるの?とか車は全く使わない時間がかなりあるのに、なぜ駐車場まで借りて置いて置かなければならないの?とか、駅前に大量に放置されている自転車見ると、これ何とかならないのとか・・・。自分で所有するのであれば、徹底的に使い込み、せめて何を持っているかぐらいは把握できる物。そう考えると、シェアーできる物ってかなりありますね。シェアーが促進されると、太平洋ゴミベルトの面積は少し小さくなるかもしれません。

早速この”シェアー”を旅にだしました。しかし、心の隙間を物で埋めないと言うことは、何で埋めたらええのか?ゴミにならないサービスですかね?ええ知恵ありましたら教えてください。

やこやこ

コメント

One thought on “【0288話】 シェアーで所有から使用へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright(c) 2024 FARM Consulting Group All Rights Reserved.