呼吸は息を吐き出し、そして吸い込むというのを繰り返すのですが、そのやり方には大きく二つの方法があるんですね。えっ!!二つですか??という質問が聞こえてきそうですが、あるんですね。いつも何気なしにしているのは、多分、胸式呼吸という方法かもしれません。これは、胸を膨らましたりすぼめたりしながら、いつも無意識にしている呼吸法ですね。まあ、普通はこの呼吸でしょうね。えっ!これ以外に方法はあるんでしょうか?耳で呼吸するとか?いえいえ、ちゃんと口と鼻で呼吸するのですが、胸ではなく横隔膜を動かして呼吸する方法です。これが因みに、腹式呼吸といわれるものです。

 私が意識して呼吸しています、というのはこの腹式呼吸でやっているんですね。普通やっている胸式呼吸で深呼吸すると息を吸った時、胸は膨らんでいるのですが、たぶんお腹はへっこんでいると思います。一度やってみて下さい。しかし、腹式呼吸の場合は、息を吐いたときにお腹がへこみ、吸ったときにお腹が膨らむ。というより、息を吐き出す時お腹をへこまして息を搾り出し、吸い込んだときお腹に空気を入れるイメージでお腹を膨らます。って感じですね。あたかも、お腹に空気が入っている風船のように、それを膨らましたり、しぼませたりする感じで呼吸します。そうする事により、いつもより深い呼吸が出来る感じがします。

 そして、息を吐く時は口からで吸うときは鼻から吸い込みます。吐き出す息は、もうこれ以上吐き出せません!というぐらい最初は吐き出し、それからゆっくり鼻から吸い込みます。吸い込んだ後は少しお腹いっぱいになった息を楽しむように吐き出すのを待ちます。そして、またゆっくり吐き出します。それを繰り返すんですね。色々とパターンを変えて私はやるのですが、普通は、約15秒ぐらいかけて吐き出し、15秒ぐらいで吸い込む。そして、3秒ぐらい楽しんでから、また15秒ぐらいで吐き出す。15秒といっても正確に測っているのではなく、頭の中で15まで数えながらやっているという事です。

 頭の中で数を数える事によって、色々な事は考えなくなり、よく言う”無の境地”みたいな感じになるようです。そして、特に意識している事は、息を吐き出す時、口から糸を吐き出しているイメージをしながらやっています。慣れてくると、30秒ぐらいは息を吐き続ける事も出来ます。しかし、無理はしません。吐いて吸う止める、というのを10回ぐらいするだけで、心は落ち着きます。10回でこのスピードでやると約5分。5分ぐらいは一日の中に、いっぱいとれますね。

 一度お試しあれ。  いつか、また続く。

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