229.jpg リーマンショックから急激に経済環境の変化にどうしようもなく、大手は利益確保に大幅な人員削減に走り、生産調整による固定費の削減という対応を進めてきております。中小も大手以上の対応策が必要ですが、その対応策に時間がかかってしまい、キャッシュの厚さが大手と違いどうしても当面の資金調達が必要となり、セーフティーネットでの借入で凌ぐという算段で乗り越えようとしているのが現状です。

 そういう状況の中、スタッフO氏がある会社の記事を見つけてきました。それはJASDAQにも登録されている”株式会社 エーワン精密”という売上20億円の会社の記事です。何が凄いのかという記事の内容なんですが、その記事を引用すると”トヨタやキャノンをはるかに上回る「経常利益率35%超」を継続!エーワン精密の事業内容は工作機械の小型自動旋盤に取り付ける「コレットチャック」や「カム」という金属部品の製造・販売である。売上高は約22億円(07年6月期)。会社の規模だけ見れば、「町工場」と言っても差し支えない。だが収益力はトヨタ自動車やキヤノンなど、日本を代表する企業をはるかに上回る。」という、それも37期連続でその利益率を保っているという内容です。しかも無借金で自己資本率90%。20億の売上で、約8億は儲けと言うことになります。最近の経常利益率から割り戻した売上で見ると、経常利益率5%とみて売上160億の売上に匹敵する率です。

 なぜそんなに利益率が高いのか?というと、経営が非常にシンプルで、そして値決めの重要性(適正価格を守る)、徹底した利益管理(利益に対する執着心)です。経営者が”良いものを作っていれば自然と儲かる”という勘違いをしていると話しています。まさにSP経営ですね。シンプル&プロフィタブルな経営。ここに来て中小企業に求められている内容そのものずばりと思います。どうしても売上を上げたいがために、価格競争に走ってしまいそれによって利益率は下がってしまう。利益が下がることによって、更なる売上を確保するために固定費を膨らまし・・・、という循環から最終的には利益はあがらず、先行投資した経費分が借入で残ってしまい、その返済の為の借入をし・・・。挙句の果てには、キャッシュは全く残らず負債のみが膨らんでいくという状況になっていきます。

 その循環によりPL、BS、CF全てがマイナスのスパイラルに陥ってしまい、利益は出ずに、何時も資金不足で、借入金ばかりが膨らむという決算書になってしまいます。やはりこういう時こそもっと決算書を見ながら、どこに利益が隠れているのか?を徹底的に見直す。特にこの100年に一度の大不況と言われている中、大至急SP経営をすすめていきながら、マイナスのスパイラルをプラスに転換していきましょう。

 とてもこの記事は内容的に参考になると思いますので、一度読んでみてください。

 http://business.nikkeibp.co.jp/article/pba/20081222/181088/

 株式会社 エーワン精密

 http://www.a-one-seimitsu.co.jp/

                      やこやこ

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright(c) 2024 FARM Consulting Group All Rights Reserved.