235.jpg 毎月長崎雲仙の諫早湾沿いにある練り物製品(蒲鉾、竹輪、てんぷら)を製造販売しているお客さんのところへ、月次訪問します。湾沿いに巨大な工場兼店舗がその会社の本社なんですが、行くたびに店舗の試食コーナーにふらっと入り、全品検査!(全品つまみ食いですが・・・)まあ旨い!特に揚げたてコーナーの天ぷら(さつま揚げのような天ぷら)は特に絶品です。ビールなんぞ片手に全品検査すると最高って感じです。

 前置きはさて置き、そこのお客さんのところへの行き帰りの長崎空港までの通り道で、よく社長が例の道通って行きましょう、といって諫早湾の干拓で有名な堤防の道を走ってくれます。なんと対岸まで一本道でほぼ直線。距離的には4~5キロメートルはあるでしょうか。とにかくまっすぐ。その右の海の色と左の海の色は全く違う感じです。止められてしまった海側の方はまるで血が止まってしまった部位のような感じです。

 この”ギロチン堤防”に関しては賛否両論があるようで、この会社の社員の方で会社の対岸から通っておられる方は、この道が出来て物凄く便利になりましたよ~!という意見。地元の建設業の方たちにとっても、一大事業。また今までに大きな水害があり、それを何とか防止する必要性があったり。しかし海苔の養殖業者であったり漁業者にとっては死活問題。干拓後の使用目的は農地?新たな農地は必要なんでしょうか?という疑問もこの道を通りながら色々と社長が案内をしてくれる度に感じます。

 やり始めた事は、最後の最後までやり遂げないといけないのか?なんて大きな命題で語るつもりは無いのですが、ときには方向転換も必要なのかもしれません。色々な本音と建前が大きく交錯し、政治と経済が雁字搦めになってしまった、これだけ大きな大事業は特に方向転換は無理なんでしょうか?こういう場所で人が色々と手を加える事によって、進化発展させているようですが、実質的にはとても老化しているように感じます。外部から時々来てその場所を見るだけでは、やはり、無責任に自然のままが一番良いのではと感じてしまいます。でも自然がいいですね。

 話はかわりますが、この長崎の天ぷらとても美味しい!ですよ。ビールのおとも、おでんの具・・・。ホームページがありますので、一度お試しあれ。

  http://e-2hands.com/nagasaki/index.html

          やこやこ

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