【0121話】 神戸サウナのサービスを考える 3

　前回の続き

　その店員が最初にそのロウリュの説明をしてくれるんですが、フィンランド式サウナで何とかかんとか、体感温度は急激に上がりますが、室内温度は見事に同じ～、は～い見てらっしゃい聞いてらっしゃい～、その水蒸気にはサウナの神様が宿ると言われ・・・、どう見てもサウナの神様と言うより、熱湯地獄の番人が宿っている感じです。

　しかし最近はいつも６時３０分を目指して、神戸サウナに行きます。何故かというとそのロウリュがその時間だけ、ダイナミックロウリュという特別大サービスに変化します。通常のロウリュがサウナ石に一回で一人バタバタ仰ぐのが１回というのに、その時間だけは３回の熱湯蒸気があり、また担当二人係りでするので少し喋りが入り、熱風バタバタも２回、それも普通より強烈な仰ぎ。その上にまだリクエストでもう少し仰ぎが足りない方はお申し付け下さい、と別オーダーをとって追加もあるという、徹底的なサービス。やってくれる店員の方も、全身から汗をしょんべん小僧ののように噴出させながら、とにかく仰ぐ。もう熱くて熱くて堪忍して～っていう感じなんですが、終ると何故か拍手まで起こるという不思議なサービスです。

　所要時間はサウナ室に入っている人の数だけ時間が掛かる計算です。先週の日曜日なんかは、サウナ室が満席ぐらいだったので、全員のバタバタが終るのに１０分ぐらいかかり、ギブアップ寸前。途中で出ればいいのにと思われる方が大多数やと思うのですが、そのダイナミックロリュ最後までいるとオロナミンＣサービスって言われて、ついつい我慢。その我慢の後にオロナミンを一気に飲んで、冷水に飛び込むと、体がジューって音がしますね。（サウナ石の気持がわかる）

　その後はいつも露天風呂の横で素っ裸で、風に吹かれながらぼ～っとして、寒くなったら露天風呂に入り、また温もったら風に吹かれる。一番好きな時間です。しかし恐るべしサービス”ロウリュ” ですね。

　　　　　　　　　　　　やこやこ