243.jpg 8月30日は衆議院選挙でした。結果は予想通りの自民惨敗で政権交代。24時間テレビの珍獣ハンターイモトのフルマラソン3回分を走りきれるかどうか!!がとても気になりながら開票速報を見ておりました。今回民主党に政権交代して特に興味があるところは、”高速道路の無料化”です。この公約こそが、これからの全ての鍵になると思っております。色々な意見はあると思うのですが、一般的には、無料化→運賃が下がる→経済効果有り→自動車の増加→CO2排出量増加、というシナリオ。

 つまり経済効果(エコノミー)を優先させてしまう事により、環境破壊(エコロジー)を増大させてしまう。つまり鉄を売りたい為に国家として大胆なCO2削減目標が掲げれない。鉄を売らないといけないので、自動車産業は保護しないといけない。自動車産業を保護しないといけないので、CO2削減目標は一国の総理大臣であっても、その業界の偉い方々の意見を尊重しないといけなくなってしまう。エコノミーではなく、”エゴノミー”って感じでしょうか。

 これだけ環境問題が取り沙汰されていながら、そして昨今の異常気象を体験しながら、エコノミーを優先させてしまうという非常に厳しい現実が、今回の政権交代でどれだけ解消できるのか?レスター・ブラウン氏の”エコ・エコノミー”という著書で書かれているのですが、「環境的に持続可能な経済」エコノミーとエコロジーは両立可能であるという。今回の”高速道路の無料化”によるCo2増加ではなく、Co2も減少で始めてこの公約が貫徹されると思います。

 どちらにしても、経済状況も大変!環境破壊も大変!そういう中、個々人として何が出来るのかが重要で、エコノミーとエコロジーとエゴのバランスを良く考えながら、色々な価値を見ていきたいものですね。

      やこやこ

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