最近読んだ本で”日本人のためのイスラム原論”というのがあります。非常に中立的?な立場で宗教を見ている本です。この本を読んでいると、なるほどと思わせる事がたくさんあります。私も宗教的な事は少し興味があって、個別にその宗教の内容を書いた本は読んでいるのですが、その宗教を批判しながら書いてある本はまだ読んでなかったせいか、ある宗教を基点に考えるとこの宗教はおかしいとか、しかしこの宗教を基点に考えるとあの宗教がおかしいとかに、なってしまいます。今回の本は、イスラムというものを基点には書かれているのですが、どの宗教もおかしいといえばおかしい部分がいっぱいあるという事に気が付きます。

 神は本当に存在するのか?私はまだ実際にお会いした事は無いのですが、結論的には、多分居てはるのでしょう。それでは、神はどんな性格?という時に、色んな宗教に分かれてしまうように思います。イスラムでのアッラーは、大量に人間を殺戮しても屁とも思わず、キリストはご加護で人を守り、仏教では人に御慈悲を与える。どれが神なんでしょうか。

 今回のニューヨークのテロ事件にしても、それだけ切り取って観ると大変な殺戮であり、バーミヤンの仏像破壊は歴史的な大損失であるようにも観えるというより、それが絶対多数の意見である。しかし、その当事者からすると当たり前のことであり、それぞれその事態を起こす理由がある。理由をここで書くと長くなるので、止めておきますが、とにかく宗教上の理由での行動で世界は動いているという事が多くあります。とにかく、長い歴史とそれぞれの思想で世界は動いており、政治や経済さえも影響を非常に受けてしまう。

 これだけ世界中が混乱している今日この頃、神の仕業か人が起こしているのかは判りませんが、どちらにしても、何か意味があるのでは?と思わずにはいられません。今晩はゆっくりこの大きな命題を、夏の夜長を利用して考えてみたいと思います。

                  やこやこ

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