images1 ちまたで、まことしやかに言われている話で「掃除を隅々までよくやっていると商売上手くいく」とか、「このありがたい多宝塔を購入するとお金持ちになれる」「勉強できる子供は必ず朝食を食べている」など諸説色々とあるようですが、これは本当なのでしょうか?以前つぶやきでも紹介した「風が吹けば桶屋は儲かるのか?」という議論にも似たところがあるようです。またこういう話とは別に、夏になって気温が上昇してくると、クーラーの売れ行きが良くなる、少し気温が低くなってくると、鍋の具材が良く売れるようになる、という話もあります。

 これらの話は「〇〇すると → ××になる」というところは同じように見えるのですが、同じではありません。つまり「〇〇」と「××」の関係の違いです。すなわち「因果関係なのか相関関係なのか?」images2の違いです。相関関係にある事象を因果関係のように説明され、”うぅ~ん、そうですね!”なんて思ってしまうと、必要でもない高価な多宝塔を買ってしまったりします。どちらかと言えば、買わないでそのお金を貯金する方が、お金持ちに近づくし、以前ビジネス書であった「千円札を拾うな」っていうベストセラーの著者の会社は潰れてしまっています。どちらかと言うと千円札を拾い続けた方が、良かったのかもしれません。

 この二つの「関係」を少し整理してみますと、因果関係の「因果」とは仏教の本を読んでいると良く出てくる「原因と結果」の事で、「〇〇」が原因で「××」が結果です。つまり原因と結果がとても明確で、気温が上昇という原因でクーラーの売れ行きが良くなるという結果です。そして必ず「原因→結果」という一方通行です。クーラーの売れ行きが良くなったからといって、気温は上りません。

 もう一つの相関関係というのは、一方の値が変化すれば、他の値も変化しているという二つの事象に関連性があるという事を示しているだけで、因果関係を証明するものではありません。最初の例でいうと、掃除を隅々までしている会社に、商売繁盛をしている会社が多く見受けられるという事であって、「掃除をする」という事と「商売が繁盛する」という因果関係を証明するものとはなりません。すなわち、掃除さえしていれば商売繁盛するという事でもないのです。

chousyoku 「掃除をする」という事と、「商売が繁盛する」という関連を見るのであれば、「掃除」という事にだけ焦点を合わせて考えるのではなく、商売が繁盛するという事はどういう事なのかという、もう少し広い視点で見る必要があります。例えば飲食店を例に考えてみると、掃除を隅々まで行うという行為は、お客様に少しでも不愉快な気分にさせないという意識であったり、対応する店員さんの振る舞いであったり、味にも気を使い、安心で安全な素材を吟味するという事であったりと、他にお客様が満足する変数を無視して、「掃除をする」という事だけでは繁盛しません。

 つまり、掃除を隅々までしても商売は繁盛しません。朝食をしっかり食べても学力は上りません。多宝塔を買ったからといっtoukei02てもお金持ちにはなりません。本屋に山のように売っているビジネス書であったり成功法則の本であったり、それを山のように読んでも成功パターンを真似るだけでは上手くいきません。そういった相関関係の中から、上手く行ける因果関係を探し続け、それをやり続ける事が必要です。「風が吹いたら桶屋がきっちり儲かる」因果関係を見つけると、きっちり商売繁盛です。商売におけるマーケティングとは、儲かる因果関係を見つける事ですね。そして、物事の判断をする時は、「因果関係」なのか「相関関係」なのかは、はっきり見極めて判断する事、これはとても重要です。独自の成功パターンを作り出していって下さい。

 因みに、「トイレを掃除」すると「お金が入る」「物事がうまく運ぶ」。これは相関関係?因果関係?まあ、トイレは綺麗な方がいいしので、ピカピカに掃除しよっと(^_^;

                 やこやこ

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