key いつだったか、どの本で読んだのか忘れたのですが、ブラックユーモアで頭から離れない話があります。とても好きなと言うより、身につまされる話。どんな話かと言うと、

ビングルームで一生懸命に探しものをしている人がいました。尋ねてみると、家の鍵を落としたと言うことでした。しばらく鍵を落とした人と一緒に、一生懸命探してみますが一向に見つかりません。そこで、
落とした人に・・・「どのあたりに落としたの?」と聞くと、
その人いわく・・・「落としたのは、書斎だけど、こっちのほうがあったかくて、明るくて、探しやすいから」
一緒に鍵を探した人・・・「えっ???」

を一緒に探した人は、さぞかしびっくりした事でしょう。しかし、その状況とか内容は違うのですが、事業を行っている社長を見ていると、似たような状況によく遭遇します。業績の低迷を何とか打開すべく!と社長の言いなりに色々と走ります。営業会議と称する会議に参加し、売上状況の報告があり、社長はこのままでは!と色々な打開策のような話を行います。これは何か大きく売上上昇に向かうのでは?と錯覚させれる話が盛りだくさん。しかし、そこにはあまり戦略は見えません。pic01

次の月にまた売上状況の報告です。そこには、前月盛り上がっていた話は全く出てきません。しかしまた、新しい取引先の名前まで出た売上打開策。「前月言っていた話はどうですか?」と聞くと、「まだ進んでません」なるほど。「もう少し時間がかかるのですね」と話がスルーしていきます。また翌月の営業会議です。ご想像の通り、やはり同じで前月までの話が全く出てきません。

私 :「社長、以前から盛り上がっている売上の話は?」と聞くと、
社長:「先方さんから何も話がないので、すっと待っているのですが、全く返事がありません」
私 :「何かアプローチしているのですか?」
社長:「いや、待っているだけですが・・・」
私 :「えっ!!それでもう半年過ぎてますよ!」
社長:「時間が過ぎるのは早いですね~!」

CA331105 多分、社長は儲けるという鍵を探して、日々翻弄されているのでしょうが、しかし、売上の話だけでどんどん売り上げが上がっていくという空想だけの暖かい部屋の中で、幸せな気分に日々浸っているのですね。そのうち、その暖かい部屋の薪も無くなり、本当に冷え切った世界しかなくなってしまうという、寒々とした空想の部屋の事は想像もしたくないのでしょう。

 読むと笑い話ですが、これを笑えないようなことが、ビジネスの世界では結構起きています。鍵の落ちているところではなく、自分が一番心地いいと思うところで一生懸命に仕事をしている人、多いです。私も含めてですが(^_^;

やこやこ

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