みなさまこんにちは、社員税理士の光島です。

神戸では、桜の花もきれいに散って、若々しい若葉が芽吹いてくる時期になりました。昨年末から株価が乱高下したり、マイナス金利が実施されたり、円高になったりと、経済や金融は常に動いています。

 
さて、皆さんは金融リテラシーという言葉をご存知でしょうか?


元々は「書き言葉を、作法にかなったやりかたで、読んだり書いたりできる能力」を指していた用語です。話し言葉は自然と身に付くことも多いのですが、書き言葉は基礎段階の訓練が行われないとなかなか身に付きません。リテラシーを持たない人は、書き言葉を前提とした社会と接点をもてないので、相対的に不利益をこうむることが多くなるのです。(wikipediaより)

 

「最低限身に付けるべき金融リテラシー 金融経済教育の意義・目的
                            ~公正で持続可能な社会の実現~」
http://www.jsda.or.jp/manabu/word/images/common/415.pdf


これは、金融庁が設置した「金融経済教育研究所」による、今後の金融経済教育のあり方を報告書としてまとめたもののパンフレットです。詳細については、以下のWebページで見ることができます。
http://www.fsa.go.jp/frtc/kenkyu/20130430.html


現代社会では、金融とのかかわりを避けて通ることができず、社会人として自立し、よりよい暮らしを実現するためにも各自が金融リテラシーを身に付けるべきです。

 

利用者保護のための政府の規制も重要ですが、それ自体にも限界がありますし、過度な規制が、金融機関のイノベーションを阻害することにもなりかねません。

利用者のリテラシーが向上することによって、よりよい金融商品の普及も期待でき、約1500兆円ともいわれる預貯金という金融資産が、中長期の分散投資へと移行すれば、成長分野への資金供給に資する効果もあると思われます。
http://www.fsa.go.jp/frtc/kenkyu/20130430/02.pdf


上記のような目的から、小学校からの金融経済教育を導入し、体系的に、最低限の金融リテラシーが身に付くように取り組んでいこうとしています。


身に付けるべきリテラシーとしては、4分野があげられています。

1.家計管理
2.生活設計
3.金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択
4.外部の知見の適切な活用


この4分野は、次のようなストーリーになっています。

(1)現状の家計を見つめなおして
(2)生涯、必要な現金の総量はどのくらいで、どのような時期にどのくらいの現金を消費し
(3)どのような金融商品を利用すればいいのかを自分で考える力を養い
(4)必要であれば外部の専門家に相談できる

このようなリテラシーを身につけましょうというストーリーです。

 

政府は、お給料や年金だけに依存する生活から、賢く金融商品を利用して、よりよい社会生活を送るための選択肢を提供しようとしています。

しかし、これは、裏を返せば、今後の自分の生活は、自分で何とかしなければならない時代がやってくるので、しっかり、勉強してくださいというメッセージとも受け取れます。


まずは、現状の分析からはじめてみませんか?
以下のWebページでは、簡単な質問に答えるだけで、今後の現金の動きをグラフにしてくれる便利なサイトです。(日本FP協会HPより)
https://www.jafp.or.jp/know/lifeplan/simulation/


アドバイスの必要な方は、是非弊社までご連絡いただければと思います。

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