あぁ?あ~~~!あ!・・・・ん???っていう話なのですが、自慢できる話でもないし、まだこの状況から脱出できているわけでもなく、あれから頭の中に響き渡る言葉の大半が、”あ~!”、”あ?”、”ん?”。少し余裕が出来てくると、”死ぬかも・・・”。日本語って本当によくできているって、というか、人間は究極な状態になればなるほど、最低限必要な事だけに集約していくという状況で必死に生きようと働くのですね。言葉も結局真ん中の「い」から「わ」は省かれ、「あ」と「ん」に絞られる。

 

「あ」と「ん」の世界から少し脱し始めると、次はその二語と”明日死ぬかも!”という言葉で頭の中が充満。今から考えると一番初期の段階から、少し健康になったんでしょうね。そういう数か月が過ぎてくるとまたステップアップ。今年に入ってやっと知識欲が少し戻り、FBを見てると、ひすいこうたろう著「あした死ぬかもよ?」っていう本に遭遇しました。引き寄せ??早速今年に入って二冊目の読書。因みに昨年は知識欲ゼロで読書ゼロ(^_^;)。

 

この本の内容は、ざっくり言うと、死ぬというゴールが本当に理解できると、考える事もやる事も全て変わるのですよ!という事ですかね。私がこの一年で体験し感じた事、考えた事等々、そうそう!って事が書かれてあります。人間いつかは死ぬのだから!なんて思いながら、やっている事は寿命が300年ぐらいあるような毎日の生活。それで毎年年末になると決まって、”時間が経つのは早いですね~!という会話を決まってするのですね。つまり、ゴールが決まっているのに、自分の中では決まっていない。本の冒頭に書いてある文、

どういうわけか、人は「自分だけは死なない」と思っています。
        ・・・と画家のマルセル・デュシャン墓碑銘に刻んだように。

 

ここを読んだとき、笑ってしまいました。”私だけでは無いんや!”って。

 

しかし、本当にそのゴールが見えた瞬間、例えば後2か月の命ですね、とか宣告された瞬間、残された晩御飯を食べる回数が決まり、誰とどんな食事をするのかって一回一回が大切な時間になってきたり、会って一緒に居たい人、行く場所とか、観たいもの、過したい時間諸々、とにかく、どれをとっても大切な自分の命を使う事になり、それを”使命”というと書いてあるのを読んで、座布団一枚!!本来そういう意味なのですね。

 

一年間、”あ” ”ん” ”死ぬかも” から気が付いたこと、ありすぎて今回書ききれませんでした。また続きという事で引っ張ります。

                やこやこ

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