皆さまこんにちは、社員税理士の光島久雄です。
めっきり気温が下がりましたね。
平成30年は、天候の影響で紅葉が長く楽しめるそうです。
春の桜と同様に、鑑賞できる時期はとても短く貴重なものです。
毎年違う表情を見せてくれる自然の美を、ゆっくりと楽しめる人生を送りたいものです。
 
さて、人生をゆっくり楽しむには、豊かな心も必要ですが、やはり、お金のことも心配です。
事業者の方にとって、「消費税の納税」は毎年、頭の痛い問題です。
今年はどのくらいの納税が必要なのか、会計事務所の報告をドキドキしながら、待っておられる方も多いと思います。
 
「消費税は、預り金的な性格なのできちんと納税しましょう」
というキャッチフレーズをよく耳にします。
 
簿記の世界では「仮受消費税」や「仮払消費税」という科目を使って、あくまでも〝仮″に預かったり払うものと考えています。仮に預かっているのだから、預かった金額は期日までに納税しましょうということです。
 
期の途中では〝仮″であるので、決算時に〝仮″受金(仮受消費税)と〝仮″払金(仮払消費税)の「差額」を通常(輸出業や多額の固定資産等の購入した場合を除く)納税しなくてはなりません。
 

《 消費税の納税額は、決算の時でないと分からないものなのでしょうか? 》

 
毎月試算表を作成している場合は、その月の試算表の「流動資産の部」の(仮払消費税)と「流動負債の部」の(仮受消費税)の差額で「その月の消費税の納税額」を知ることができます。
 


 

この差額を12ヶ月積み重ねることで、年間の消費税の納税額を知ることができます。

 
毎月の納税額が分かれば、その分の資金を別にためておくことにより、中間や確定にかかわらず、ためた資金を使って納税が可能となるのです。

 

予定されるその月の納税額 =  仮受消費税 - 仮払消費税


 

しかし、毎月、試算表ができるのを待って、計算してからの納税資金の移動は面倒です。

そのような場合には、業種別に毎月の売上から大体の消費税額を計算する方法がいいかもしれません。

○ 卸売業    その月の税抜売上高×8%×10%
○ 小売業     その月の税抜売上高×8%×20%
○ 製造業     その月の税抜売上高×8%×30%
○ 飲食業     その月の税抜売上高×8%×40%
○ サービス業   その月の税抜売上高×8%×50%
○ 不動産業    その月の税抜売上高×8%×60%


 

これは、実際の課税仕入れ等(仮払消費税)の税額を計算することなく、課税売上高から仕入控除税額の計算を行うことができる「簡易課税制度の計算式」を”逆”に利用したものです。
 
実際の納税額とは異なりますが、納税時の資金の助けにはなるはずです。
 
今後、税率が10%になれば、納税額は単純計算で1.25倍になります。
しっかり準備して、納税に備えてくださいね。

では。

* 文中の帳票は「フリーウェイ経理」のサンプルよりお借りしました。

  
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