少し前までは実際の時間が無限にあるような錯覚をしていて、”あれも、これもやってみたい!”なんて、色々想いを馳せながら、結局できる事と言えばその何分の一ぐらいです。それを効率よく「目標管理!!」なんてしながら、そのためにシステム手帳とかで せっせと”To Do List”を作り、やり終えたらペンで横棒引っ張り、完了でモティベーションアップ!”次はこれを片付けるぞー”の繰り返しです。システム手帳のTo Do Listを書き込むって、何かやってる感があって素晴らしいですね。
 
しかし、最近ふと気が付いた事があります。自分の時間には限りがあって、やれる事に時間的な限界がある!!っていう事です。え??今頃?気が付いた?? とご指摘を受けるかもしれませんが、ほんと実感したのがこの一、二年前の事です。その時は衝撃的でした。何せ、数やりゃ楽しい(^^)/戦略でしたから、やりたいと思ったことは たくさんやる。時間はたっぷりあると思っていますから、たっぷりやります。
 
なので、そのたっぷりやる事を効率よくやるための”To Do List”を作成し、その作成にも余念がありません。そしてそのTo Do Listの項目を完了したものと、やれていない項目を分類し、また作成するという事の繰り返しです。まあ、できた事とできなかった事が明確になるのは良いのですが、やる事なんていうのは、やりたい事がたくさんあればあるほど無限大にあるわけですから、やってもやっても限りなく出てきます。しかし、時間が無制限な私には、別に苦でもなく、やり続けるわけです。
 
ある時、あのアップル社のスティーブ・ジョブズの本の中に書いてあった事で、目から鱗が落ちた内容がありました。要約すると、”私はやらないことを決めている”という事です。当たり前のようで当たり前じゃない。そこからです。自分の時間には限度があり、その時間にやりたい事ばかりを羅列するより、やらない事を先に決める方が、より時間の質が上がるのではないか?と心がつぶやき始めました。
 
そこで、「To Do List」ではなく「Not To Do List」
 
です。つまり「やらない事リスト」。やらない事をまず決める、という事ですね。 別の言い方をすれば、やっている事の断捨離です。なので、まず普段の時間の使い方の見直しです。すると色々どうでも良い事が出てきます。それにかなりの時間を費やしているのには驚きます。その時間を、本当にやる必要がある時間に変更すれば、より質が上がる!!
 
例えば、私の「Not To Do List」別名、止める、落とす、なくすリスト

No.1 家とかでテレビをつけていて、何気に見ている時間を止める。
No.2 スマホを見ている時間を極限まで落とす。
No.3 無駄な営業の話を聞いている時間はなくす。

 
これ以外に色々あるのですが、この上位3項目だけでも、それを月換算、年換算すると、今から考えるとどうでもいいことに膨大な時間を費やしていたことに気づきます。
 
以前にも書きましたが、成果 = 単価(質)×数量です。
質を上げて、より質の高い数量に変化させることができれば必然的に、成果は上がる、ですね。
 
人間はどんな人でも、実際の時間には限りがあり、それをいかに有効に使うかで成果は大きく変わるという事を、再認識しながら、残された時間を大いに楽しんでいきたいですね。

やこやこ

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