監査業務担当の清岡です。
過去にいくつかの指標を紹介してきました。
そもそも経営分析の目的は何でしょうか。
経営分析は決算書(借対照表、損益計算書)の数字を使い会社の状況(状態)を総合的に検討し経営改善を行うことです。

 

■ 会社の状況(状態)はどのようであるか、またそれは良いのか、それとも悪いのか
■ どこを改善すれば、良くなるのか
■ その改善によって、どのような効果が表れるか

 

経営分析をすることで、どこが正常でまたどこが異常であるかを表してくれます。経営分析は、会社を数値で評価するための情報源なのです。その数値を使い、異常な項目を発見することができ、また項目の異常な数値の改善策を実施することが可能となります。

 

では、どのように経営分析の数値が正常または異常と判断するのでしょうか。まずは、業界の平均を知ることです。さらに同規模の同業他社を知る事で、自社の現状を知る事ができます。経営分析の項目によっては、平均より良い項目もあれば悪い項目もあります。現状が分かれば、おのずと改善個所も見えてきます。これが、会社の経営分析をする効果でもあり目的でもあります。

 

ただ経営分析は過去の分析であります。しかし決して後ろ向きのものではありません。過去の分析をすることで、将来へ向けていかにして優良企業にするかの検討や改善が可能となります。将来へ向けて前向きの行動を行うためにも経営分析は必要なのです。過去を知り、将来へむけてさらに進化をする、経営分析の目的が分かったところで、さっそく自社の分析を始めてみて下さい。

 

最後に、銀行が会社を評価するために幾つかの指標(項目)を使っています。その指標(項目)が改善できれば、銀行からの評価はあがります。
この内容については、後日記載したいとおもいます。

  
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