こんにちは、社員税理士の嶋﨑です。
お客様と話をしていると助成金について聞かれることがよくあります。一口に助成金と言っても色々なものがあるわけで、そこで本日は社労士の秋元先生に従業員を雇入れたときにもらえる助成金についてお話をおうかがいしたいと思います。

よろしくお願いします。

いろいろな助成金がありますが、代表的なもので「キャリアアップ助成金」がございます。

従業員さんを有期雇用で雇い入れ、一定期間を経過したのちに正社員に転換することでもらえます。

雇用契約書で期間の定めがある雇用契約を結ぶことです。

最低６か月です。

そうです。６か月というのが最短で正社員に転換するのに３年未満であれば大丈夫です。

はい。

雇用契約書で期間の定めのない雇用契約を結ぶということと、給料いわゆる固定的に払われる給料ですがこれを５パーセント以上アップする必要があります。

基本給とか能力給みたいに毎月約束して支払う給料のことです。歩合給や残業代それに通勤手当なんかは対象外になります。

事前に労働局に助成金の計画書を提出することや就業規則を作成してキャリアアップに取り組む事業所であることを明記することなど必要です。

今年度であれば１人５７万円もらえます。最初から正社員として雇用するにはキャリアや経験をみると不安があるが、一定期間様子を見て能力があるようなら是非正社員として雇用してお給料を上げてあげたいというお考えがある企業さんにはぴったりの助成金だと思います。

本日のまとめ

（１）従業員を雇うときの助成金に、「キャリアアップ助成金」がある。
（２）６か月以上３年未満の期間で有期雇用から無期雇用の正社員に転換。
（３）転換の際には固定的に支払われる給与を５パーセントアップさせる。
（４）助成金の額は今年度であれば１人当たり５７万円である。

《参考》厚生労働省「キャリアアップ助成金パンフレット」

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