みなさま こんにちは、税理士の光島です。
 
2023年が始まりました。皆様 いかがお過ごしでしょうか?そろそろ新型コロナウィルスの影響も小さくなってほしいと思うのですが、状況は一進一退を繰り返しているようです。
 
さて、コロナ対策の一環として行われた、実質無利子・無担保で融資する仕組みである「ゼロゼロ融資」について、新たな借換保証制度(コロナ借換保証)が創設されました。
 
コロナ対策融資の多くは、元本の返済を一定期間猶予されているものが多く、当面は利子のみとなっており、企業のキャッシュフローに大きな影響がないようになっています。しかし、その一定の猶予期間が終了しだすのが2023年7月以降(借り入れ条件によって異なります)となり、元金を含めた返済が始まります。
 
正直、新型コロナウィルスの経済に与える影響はまだまだ大きく、決して本業の収益が回復したとは言えない状態です。通常の借入金の元金返済だけでもままならない中、コロナ融資の元金返済が始まるとキャッシュフローがたちまち悪化することになります。
 
そこで、民間のゼロゼロ融資の借り換えをサポートする目的で、国が保証することによって実質的に元本の返済を延長したり減少させたりすることが出来るようになりました。

 
【概 要】

保証限度額 1億円
保証期間等 10年以内(据え置き期間が5年以内となります)
保証料率 0.2%程度
保証条件 売上の減少 1.最近1ヶ月間(実績)とその後2ヶ月間(見込み)と前年同期の比較
 → 売上高が20%以上減少
2.指定業種 最近3ヶ月間(実績)と前年同期の比較
 → 売上高が5%以上減少
(1.2.は、コロナ前との比較でも可能)
3.最近1ケ月間(実績)と前年同月の比較
 → 売上高が5%以上減少していること
4.売上高総利益率/営業利益率が5%以上減少
金融機関による伴走支援 1.自社の現状認識、財務分析
2.具体的な資金使途、計画終了時点の将来目標、今後の具体的なアクションプラン
3.収支計画・返済計画(黒字化目標含む)等の金融機関のアドバイス等の実施が必要
経営行動計画書の作成 1枚ものの計画書。サンプルは↓↓
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/sinyouhosyou/dl/keikaku_sample.pdf
作成自体は、たいそうなものではなさそうなので、
関与している税理士事務所等で相談のうえで作成されることをお勧めします。

* 保証条件は、売上の減少・金融機関による伴走支援・経営行動計画書の作成のいずれにも該当すること
  申込人の資格についてはこちら
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/sinyouhosyou/dl/karikae_youken.pdf
 

 
ひとまず、コロナ後のキャッシュフローに対する不安はこれで先延ばしになるので、一息といったところですが、どちらにせよ本業収益の回復はサバイバルの為に必須となります。
弊所も、お手伝いさせていただきます。

では!

  
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