最近、会社の人材を募集しても応募が無いとか、採用してもすぐに辞めてしまうとかで、人材が大きく不足してお客さんはあるのにお店を休業または閉店してしまいました、なんていう話をよく聞きます。人材?どこへ行ってしまったのでしょう?とか、働いている人が外国人で、買い物をしてても”ここは日本??”なんていう時が多く見かけられるような(^^;)。それに、昔は?人気だった?事務系での募集もやはり中々苦労するところです。
 
そういう時代ですが、募集をしても人材が集まらない!!なんていう状況下、昔から考えられていた技術、例えば配送の運転手が不足している!というところから、無人でトラックが配送する(^^)vとか、ビルの警備であったり、物流倉庫内でのピッキング作業であったり、かなりの局面で人間がやらなくてもロボットのような物が作業をする、それも24時間フル稼働できるといった技術が、世界的にかなりのスピードで導入されているようです。しかし、日本の中を見ると・・・、出遅れ感はありますが徐々には作用されてきているのは事実でしょう。
 
そこで、今回のお題である「DX化」です。それって何??これは、デジタルトランスフォーメーションの略で(Xは何ですねん??ググって下さい(^^;))デジタル技術を活用してビジネスモデルや業務のプロセス、企業文化や従業員の働き方を根本から変える取り組みです。昔から言われている単なるIT化とかではなく、企業全体の運営や顧客との関係性をデジタル技術によって進化させる取り組みです。
 
大手企業は、すでにAI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)、ビッグデータ、クラウドコンピューティングなどの先端技術をどんどん取り入れてビジネスを進めてきているのですが、いわゆる中小企業にはまだまだ別世界のような、大きく後れを取っている感じです。顧客は大手企業と同じくしているのに、そういった技術を使っている企業と使っていない企業が同じ市場で戦えるわけがないのは明白。
 
 2018年に経済産業省から「DX推進ガイドライン」というのが出ています。何らかの「変革」をもたらすもので、ペーパーレスやハンコレスのレベルでは無い、大改革を目指す事なのですね。という事で、なぜ「DX化」が必要なのか?って考えると、一つ大きな理由は、常に劇的に変化する市場に柔軟に対応できる戦略が、より構築しやすくなった事があったり、新しい製品とかサービスの開発を促進し、顧客に新しい価値を提供できるようになってきたり、業務プロセスの自動化やデータの活用による業務の効率化を実現し、コスト削減やリソースの最適化が図れるようになってきている、という事なのでしょう。
 
最近特によく耳にする「AIを使った・・・」とか、「自動・・・」「無人・・・」といった、人を介さず進める事ができる技術が大量に出てきております。こういった技術を使ってビジネスをするのか?それとも使えないでビジネスをするのかで、大きく結果は違ってくるのは火を見るより明らかですね。
 
私が関わっているDX化を考えると、業務プロセスの自動化は昨今の人材採用の難しい時期には最高ですね。今まで人がやっていたことを自動的に処理する仕組みを導入することにより、人材不足が補え、人が処理を行わない事で時間の縛りがなくなり、その導入コストはかかるものの、人件費やその付帯経費が削減できるという、一石三鳥(^^)v
 
とくに今後、中小企業にも大至急この「DX化」が必要です。この「DX化」は、あくまで企業が到達したいためのプロセスであって、その都度その技術やツールは変化していきますが、基本的なデジタル技術とツールをAIに尋ねてみると
 
1. クラウドコンピューティング
(AWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platform DropBox etc)

2. AI(人工知能)と機械学習(ChatGPT)

3. IoT(モノのインターネット)
(Azure IoT、AWS IoT Core、Google Cloud IoT)

4. ビッグデータとデータ分析
(Apache Hadoop、Spark、Tableau、Power BI)

5. RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)

6. デジタルプラットフォーム
(Salesforce(CRM)、SAP(ERP)、Slack(コラボレーション))

7. サイバーセキュリティ
( Palo Alto Networks、Cisco Secure、CrowdStrike)

8. ブロックチェーン
(Ethereum、Hyperledger Fabric)

9. モバイルアプリケーション

10. コラボレーションツール
(Microsoft Teams、Zoom、Slack、Trello)

という事です。
 
何を「DX化」するのかによって、使うデジタル技術やツールは変わる物もありますが、ほぼ基本的には同じですね。この列挙した項目で、具体的なツールや技術が細かく変わるのですが、もうすでに導入しているツールもあるとは思いますが、きっちり方向性を見据えながら、実際に数値として現れるぐらいの「DX化」は、これらの項目を適切に管理し段階的に進めていくことで、DX化の成功に近づくことができます。DXは一過性のプロジェクトではなく、企業全体の継続的な変革として捉えることが非常に重要ですね。しかし、一刻も早く着手していきたいですね。

経済産業省から「DX推進ガイドライン」

 

                 やこやこ

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