オペレーションの斉藤です。物価高騰が叫ばれて久しいですが、ミュージカルチケットも例外ではありません。公演が発表されるたびに高くなっている印象があります。

演目や劇場によって多少の差はあるものの、同じ演目でも上演ごとに金額がアップしています。何度も再演されている『エリザベート』を私のメインホールである大阪の梅田芸術劇場で比較してみると—–。
 
大阪での初演は2001年、まだ梅田コマ劇場と呼ばれていたころです。 当時のS席は9,000円でした。その後2004年の再演を経て、翌年梅田芸術劇場として生まれ変わりました。劇場としては3度目の再演となる2009年ころのS席は13,000円。それから約3年くらいごとに再演されているのですが、そのたびに約500円~1000円ほど高くなっていきます。
 
そしてコロナ禍を契機に一気に上がります。 2022年は16000円、そして今回発表された12月~1月の上演では、19,000円となりました。四半世紀で、1万円アップ!!!ほぼ倍です。
 
しかも最近では土日祝日や千秋楽はさらにアップされることが多くなりました。(ちなみに帝国劇場、日生劇場など東京での公演では大阪公演より1000円ほど高いので、もうすぐ始まる『エリザベート』は、2万円超えとなりました。)
 
こうなってくると、以前のように次から次へとチケットを取ることも難しくなってきました。土日は避ける、千秋楽を避ける(これが一番観たいのですが!)、S席を諦めA席、いやB席を狙う、回数減らす・・・
 
以前は絶対観たい!という舞台以外にも、ちょっと気になる作品なども直前でチケットが取れれば出かけていっていたのですが、そういうことももう難しくなってきました。
 
最近はミュージカル俳優さんをテレビで見かけます。テレビに出ることによってミュージカルに興味を持ってくれる人が増えればうれしいと語る俳優さんもいましたが、初めて観る人にとってこの金額ハードル高すぎん?と感じてしまいます。
 
20年前に比べるとミュージカルが世間一般に認知されて特別なものでなくなっていることはうれしいことですが、楽しむことがどんどん難しくなってきているのも事実で、どうしたものかと悩ましい日々です。それでもやはり人気作品は完売です。あるとこにはあるんでしょうか。

そろそろ次の公演のチケット取りが始まる・・・


  
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