424cdd8a_1305825841369 のある暑い夜でした。仕事帰りに何気なしにレンタルDVDのTSUTAYAへふらっと寄りました。そしてまた何気なしにいつもと違う行ったことの無い通路へ何かに駆り立てられるようにふらふらっと。”ギョギョ!!”一つの棚が上から下まで「三国志」で埋まっています。全48巻で95話の中国ドラマです。今まで吉川英治「三国志」に始まり、北方謙三「三国志」、陳舜臣「秘本三国志」とそしてDVDは「三国志演義」を3度程・・・。そんな状況下でこのDVDとの出会いです。”う?!95話か?!”48本のDVD??その日はやはり思い悩み借りずに帰りましたが、結局翌日まとめて5巻。それから順調に・・・、気がつくともうすぐ終わり。

この「三国志」というのは、中国の後漢末期から三国時代でその名の通り、魏(ぎ)・蜀(しょく)・呉(ご)の三国が争覇したことから付いた歴史書で、魏の曹操(そうそう)・蜀の劉備(りゅうび)・呉の孫権(そんけん)らがそれぞれの人力、知力、武力、財力をもって戦略的に天下統一を目指していくというものです。この物語の中の「赤壁の戦い」を映画化したのはジョン・ウー監督の”レッドクリフ”です。これは魏の国がとてつもなく大きくなってきた所で、蜀の劉備と呉の孫権が手を結び魏の曹操を戦略的に破るという事を映画化したものです。

この赤壁の戦いに出てくる戦略にしても、勢力拡大をしてきた魏の曹操に対抗するために、劉備と孫権は連合します。これって現代でもよく新聞を賑わしている内容で”業界第5位の***とjacket_r3業界第3位の***が合併し業界第2位へ”っていう記事はよく見ます。対局的な戦略そして攻めるための戦略、守るための戦略。物語の中に出てくる”***の計”というのが戦略ですが、それが戦いの計であれば”兵法”というやつです。その兵法を各チームの知恵者すなわち”軍師”といわれる人が必ずトップの横におり、その兵法をどれぐらい熟知してそれを戦略として用いるか。そしてその戦略に今で言う天文学から八卦占い、また相手の軍師の正確までも研究し熟知したことによる情報を加味した戦略をアドバイスする。その大量の情報処理から生まれる戦略をもった国が反映するというものです。

ういう視点でこの物語を見ていると、現代の企業経営に通じる事が多く、昔も今も結局同じことの繰り返し?でしょうか。結局どんなヴィジョンで会社を経営し、そのヴィジョンに賛同する者が集い、その中には百戦錬磨の将軍との出会いが、そして大量の情報を処理しながら最高の計をさずける軍師、つまり先の先のまたその先まで世の中の動向、顧客の動向等を見ながら誰を友とし、緻密な戦略をたて勝つ勝負しかしない。それが経営成功の秘訣?そのヒントがこの「三国志」にはたくさんあるように思います。後はこの三国志でも非常に大きな問題として立ちはだかる権力者の「齢」。

 一つの形が永遠に継続するということは絶対に無い!というのが私なりのこの物語の結論のような気がします。現代の企業も同じ。強い企業も必要ですが、変化に迅速に対応できる企業、それが少しでも長生きできる企業なんでしょうね。

やこやこ

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