cocacora1 今年もインターブランドから「ブランド価値」の世界ランキングTOP100というのが発表されました。「ブランド価値」というのはそのブランドが持つ価値を①財務情報が公開されている、②海外売上比率が3割を超えている、③ブランドが購買行動に影響を与える、といった基準を金額に換算してランク付けするというのもです。今年で12回目の発表ということで、第1位はコカコーラ、第2位はIBM、第3位はマイクロソフト・・・(リンク参照)。今話題?のアップル社は前年比58%アップで初のTOP10入りで前年8位のノキアと交代です。

apple 2010年の順位と比較しても、上位に来る会社の順位はあまり変化なく、着々とブランド価値を高めています。今年1位のコカコーラは12年連続で1位を維持し続けており、2011年のブランド価値は前年より3%アップでUS$71,861,000,000(80円/$1換算で、約5兆7500億円!也)よく考えると企業価値ではなくブランド価値だけでこの金額です。私がもしコカコーラ社を買うとしたら、いくら必要なんや???って?電卓から桁が溢れてしまいました。買うなということでしょう。買えませんね。ハイ

toyota 日本の企業は?と見ていくと、最初に出てくるのがトヨタで11位。え?トヨタで11位?金額はUS$27,764,000,000(80円/$1換算で、約2兆2200億円)しかし健闘しております。自動車産業では業界1位という事です。とは言ってもベスト10は全て米国がズラっと独占。またトヨタは Best Globale Green Brands 2011という生活者の環境イメージと企業の環境活動の実態総合評価というジャンルでは堂々1位です。
今回の世界ランキングはTOP100までに日本企業は10のブランドが入り今までに最高ということです。インターブランドは「デジタル化の流れにうまく乗ったブランドが価値を高めた」といっております。

この”ブランド”っていうのは非常に強力な戦力になります。企業が他の商品やサービスと区別させ、あらゆる伝達手段そして体験、意思等も加味させ消費者の中に強烈に刷り込むイメージの総体とでもいうのでしょうか、身近で例えば”エルメスの鞄”→”高級!!高そう!しかし持っているとお金持ちに見えそう”→”買ってしまった”、”吉野家の牛丼”→”お~!安い、うまい、早い!給料前なので今日は牛丼に決まり!”とか、エルメスと吉野家ではかなりブランドイメージは違いますが、兎に角名前とマークを見るだけで、勝手に消費者が企業側に刷り込まれた?(少し言葉悪いですが・・)イメージで勝手に想像を膨らませてくれ、思わず買わせてしまうという魔法の戦略です。

ブランド力を磨く。そう言うと、”そんなところに中々お金まわりませんわぁ”という言葉を良く聞きますが、ちょっと考え方が逆転しているのかもしれません。企業戦略のなかにも色々とありますが、やはり自社の付加価値を徹底的に磨き、自社商品やサービスがあるのであればそれを色々な角度からトコトン磨く。そして、それを消費者に対して可能な限りの手段を駆使して刷り込む。それをイメージさせる文字や図形またはキャッチフレーズ、これらも非常に重要です。これは想像ですが、世界ランキング1位のコカコーラも今回TOP10に入ったアップル社も、会社をやり始めた頃はその繰り返しだったんではないでしょうか。

294_1 変革の時代です。魔法の力、”ブランド力”、付けたいですね。自社の商品サービスを磨いてアピール、自社を磨いてアピール。これですね。

ベストグローバルブランド

http://www.interbrandjapan-seminar.info/aboutus/pdf/BGB2011_PressReleases.pdf

日本のベストグローバルブランド
http://www.interbrandjapan-seminar.info/aboutus/pdf/JBGB2011-JA.pdf

ベストグローバルグリーンブランド

http://interbrand.com/Libraries/Press_Release_JP/BGGB2011_110726JAPANpdf.sflb.ashx

やこやこ

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