少し前に、ある会社のロゴマークを考えようと思い、色々とネットで調べていると、デザインを格安で作ってくれるというサイトを見つけました。こちらのコンセプトとかいくつかの質問事項を入力し送信します。すると1週間もすると、”通常3案のデザインですが今回に限り5案作りました。その中から気に入った物があれば注文してください。”と中身を見ました。それぞれ特徴のあるデザインでしたが、あまり気に入ったのがなくキャンセル。しかし5案の中には、玄人っぽいのと素人っぽいのとがあったのですが、たぶんネットとかで広く公募したんでしょう。プロ以外で趣味的にデザインやっている人も、うまくいけば自分のデザインが売れるという可能性もあるわけです。

 そしてまた、パン、ケーキ、洋服、バック、化粧品、石鹸・・、生活で使うものを手作りし、それらをネットを通じて販売する事が簡単にできるようになってきました。つまり、どこどこで何年も修行をし勉強してやっと店を持ち、商売を始めました、なんていうプロではなく、たまたま家で焼いてみたクッキーを隣近所にお裾わけで配ったら、とても好評でその調子にのりネットで販売してみたら、思わずバカ売れ!なんていう現象があったりします。誰でも商売を気軽に行う事ができ、商売は特別なことじゃなくて、ある意味プロとアマの境界線がなくなったとでも言うのかもしれません。

 まあそういうレベルでいう境界線が無くなってきて、”素人の時代がやってきた!”なんていう言葉がよくあるのですが、もう一つ見方を変えて現状の商売というものを見てみると、今までは同業者がコンペティター(競合相手)ということになり、同業者の動向を研究しながら、色々な戦略を練る事になります。しかし今起こっていることは、”素人の時代”つまり異業種が簡単に参入してきて、その業種のコンペティターになるということが起こってきています。その業種では素人なだけに失敗してすぐに消えていく企業も多いのですが、中には非常に斬新的な戦略で玄人は絶対しないというやり方で迫ったり、それが消費者にバカ受け!なんてことも多々あるようです。

 今まで  競合相手は 同業者
 これから 競合相手は 同業者と異業種の業者 → 特に異業種の業者

 それらの現象からその区分を考えてみると、プロ中のプロ、中途半端なプロ、中途半端など素人、ど素人。多分この中でど素人はそんな商売すら分からないので、除外。プロ中のプロはその業種を引っ張っていくぐらいの能力があると考え、その業種でOK。困るのが、中途半端なプロと中途半端など素人。たぶん世の中この区分が一番多く、特に中途半端なプロが現在苦戦中というところです。しかし怖いのが中途半端な素人ですね。全く違う業種から参入してきてその業種に鎮座するという始末の悪さですか。

 やはり中途半端な玄人より中途半端な素人が・・・というと、物事の考え方が大きく違うということではないでしょうか。つまり枠にはまった思考と枠のない思考の違い。枠からはみ出した思考が面白い。どちらにしても、その業種のプロであるとか素人であるとかという括りで見ると、そうなんですが、結論的に言うと企業も思考が停止したとき企業も終わる時代がやってきたということなんでしょうね。頭をトコトン柔軟に使って思考が停止しないよいう世の中見るととてもビジネスチャンスがゴロゴロ。ビジネスは楽しいですね。ゆるく頑張っていきましょう。

                             やこやこ

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