打ち出し角度が0.69度歪むと・・・・、どうなるのか?

ゴルフのパターの話です。ゴルフをされる方はご存知の話ですが、18箇所の小さなカップ(直径108mm:因みに、この大きさはイギリスの土管の大きさ)に72回という基準で、いかに少ない打数で上がるか?というゲームです。プロのトーナメントを観ていて”パープレー”と言われるのが、丁度72打数でゲームを終了したときです。つまり基準通りでゲーム終了。”ワンアンダー”は基準より1打少なく71点で終了ということです。

 しかし、18ホールの各カップのある場所がパッティンググリーンというというところで、72点の点数配分を考えると36点分がパターという道具を使って微細にその108mmのカップにボールを入れる配分になります。いくら最初にボールを遠くへ飛ばしても、パターで打ったボールが1cmでも外れると、それも1打。しかもそのパターをするパッティンググリーンと言われる場所は平ではなく、芝生なので芝生の葉っぱの状態であったり生えている方向であったり、湿り具合であったり、まっすぐにその球をカップに向かって打つとどうなるのか?右に?左に?どれぐらいの強さで?と頭の中でボールが転がるイメージをしながら打っていきます。

ゴルフをやる上でこの”パッティング”(パターでカップに向かって打つ)というのは、点数のウエイトが大きく、非常に微細で色々な能力が要求されるところで、どの方向へどれぐらいの強さで打つのか?という事もとても重要なんですが、その大前提は正確な角度でカップに球を打って行けるかどうか??という事です。いくら正確に球が転がっていくイメージが出来たとしても、その方向へ正確に打てないと話になりません。しかし、それが難しい。

何年か前に私も、ご多分にもれずパターで手こずっているときに、S社T社長に誕生日プレゼントでこれあげる!と言って、”ザ・レール”というパター練習用の道具を頂きました。それがまた難しい。名前の通り1mのステンレスでできたレール状の棒です。幅は2.3cmと反対側は2.8cm。2.8cm側からボールを2.3cm側に打っていき、見事そのレール状の棒の上を途中で転がり落ちないように通過させるかという練習です。それでどれぐらいの角度でパターの打つ面がボールに当る時に歪むと通過せず途中で転げ落ちるかというと、1.32度歪むと落ちる、しかしそのレールの中心から打って左右のブレということを考えるとその半分で0.66度ずれると落ちる事になります。

その左右のブレ角を三角関数う使って計算すると(この商品のサイトから引用)、そのブレの範囲内で打てると4.5m先のカップにまっすぐ打って入るという計算です。つまり

 打ち出し角度が0.69度歪むと・・・・
 →→ 答えは 4.5m先のカップには入らない  が正解。

プロゴルファーは1打を競い賞金が雲泥の差になってしまいます。この1打が入るかどうかで勝負に勝てたり負けてしまったりと、1点の重みは凄いものです。素人はそんなにプロほどたいそうではないのですが、しかし正確にまっすぐに打てるというのはゴルフプレーヤーにとっては非常に強力な武器です。つまり、パターをブレなく打てるようになるには、とことん練習しかない??私にとって一番苦手な行為なんですが、この”ザ・レール”やっているうちに途中で落ちずにボールが通過する確率がどんどん上がってきます。そして、ゴルフに行くとやはり練習の成果で普通では入らないパットが異様に入ったり。しかし、問題はその練習が続かない。これが一番の問題ですね。

ゴルフはボールを目標にブレた角度で打ってしまうと、到達距離が長ければ長いほど着地点に大きなブレが生じる。当り前と言えば当り前。ゴルフスコアーアップにはやはりパターの練習ですかね。”ザ・レール”また引っ張り出して調練調練・・・。

第2問目

 打ち出し角度が6度歪むと・・・・
 →→ 答えは 150ヤード先の直径30ヤードのグリーンからボールは外れる が正解。

参考までにパターのぶれ角度の限界角度

センチ(cm)     度(°)
100         3.09
150         2.06
200         1.55
250         1.24
300         1.03
350           0.88
400         0.77
450         0.69
500          0.62
550         0.56
600         0.52
:          :
1000         0.31

やこやこ

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