4月1日より消費税が8%にアップしました。その他にもデフレからの脱却を掲げた政策、そして原材料費の高騰等による商品自体の価格上昇等々、今まで以上に儲ける事ができる会社、できない会社、いわゆる『勝ち組、負け組』という区分けの兆しが、大企業または中小零細企業も含めて色濃くなってまいりました。

なぜ、その『勝ち組、負け組』ができるのでしょうか?それはやはり、勝ち組の力が一層強化されてきたからに他ありません。消費税率アップという一つの経済的変化をとっても、勝ち組はチャンスととらえ、消費税率アップにより何ができるのかを戦略的に考えていきます。逆に負け組は非常に向かい風のようになり、その変化を否定的に捉えます。特に最近よく聞く話が「消費税が上がると売上がね~・・・?。

儲けの源、すなわち”売上”をどのように捉えていますか?「年間売上100万円です」っていう小規模な事業もあれば、「売上は22兆円です」っていう大企業もあります。100万円の商売で出せる利益の最大は、当たり前ですが、どうのように頑張っても100万円が限界です。なので、もっと儲けたいと思って、その100万円を増やしたいと考えます。そこで経営者の方が、どのようにすると上がるのか?と考えるのか、それとも運を天に任せるのか・・・。そこで大きく違いが出てきます。

それぞれの事業によって、売上をどのように捉えているのか?またはどのように売上を獲得しているのか。それは、それぞれ業種という区分の違いがあったり、扱う商品の違いがあったり、また規模、地域、社会性・・・等々、売上を上げて儲けを得るという方法は千差万別です。その中から、得たいものが得られる方法を選択し事業というものを行います。言えることは、どんな事業でも、こんな方法で稼げる!つまり売上は獲得できそう、というところが出発点だと思うのですが、やってみると思うようにいったり、いかなかったりです。

売上を上げる方法も千差万別です。元々、商品力があったり、経営者の特殊能力、技術力、販売力など、他社にない売上を上げる特別な要素がある事業体は別として、そういったものがない事業で、売上を上げようとして売上が上がらない典型的な方法を列挙してみると、

①何かを頼ってのみで売上を確保する(神様も含めて)
②計画もなく、がむしゃらに頑張って売上を確保する
(体力の続く限り)
③とりあえずの計画(例えば、前年比10%UPの売上!)で、
がむしゃらに頑張って売上を確保する
④同業者がやっているから、同じことを何も考えずにやって
売上を確保する
⑤主たる事業で売上が確保できないので、赤字を垂れ流しながら他の事業で売上を確保する

 他にも、思うように売上が上がらないやり方、考え方は、書ききれないぐらいあります。売上100万円でも、100万円を上げる方法は成功しているのですが、それ以上にはならず、普通にそのやり方考え方を繰り返し行っています。「わかっちゃいるけど、変えられない」。そこに売上100万円と22兆円の違いが生まれてくるように思います。もし、売上が前年より減少している、または、必要としている売上が獲得できていない、としたら、やはり現在の考え方、やり方を小手先ではなく、根本的に見直す必要があるではないでしょうか。

ピンチが大ピンチを招かないよう、ピンチがチャンスになるよう常に自分の事業内容は確認してください。新たな発見が売上拡大につながるかもしれません。

やこやこ

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