企業や個人商店が、利益を獲得したり損をしたりする経済活動に対する税務申告が、我々の仕事の一つなんですが、日本の国の申告制度は自主申告が基本のため、どんな申告でも受け付けてくれます。受け付けてくれるだけで、その後何のおとがめが無いのであれば世の中平和なんでしょう。しかし、国もその内容を100%信じておらず、というより100%間違いがあると言う考え方で、法人の場合3年から5年に一度、直接企業を訪問し申告内容の確認作業を行います。それを税務調査と言います。

 その時に税務職員は上手に不正であるとか、間違いであるとかを見つけ出すのには、いつも驚かされます。今までかなりの税務調査の立会いをしてきたなか、よくあったのが、会社の総勘定元帳と言うものを見ながら、資料との突合を行うのですが、初めてその会社の元帳をパラパラとめくり始めて、止まったところに、ギョっと思う取引があったりするんですね。調査官の指に不正センサーでも付いているのか、と思うぐらい見事にそのページで止めたりします。思わず吹いて次のページにめくれろと、祈った事多々あります。

 やっぱりちょっとグレーな処理と云うのは、必ず指摘されるのが普通ですね。こういうオープンな所でこんな事書くと、ちょっとご指摘もあるのでしょうが、やはり税務調査というものは、いかに短時間で追加の税額を見つけるか?という事に尽きると思うのですが、そのためのすごいテクニックと勘所を、持っている税務調査官は多いですね。

 しかしそういう状況の中、矢子事務所はよりきっちり堂々と税務署に対抗できる処理を進めていき、確定申告時の税金以外は、ビタ一文も顧問先に払わさないという信念。これは絶対必要ですね。

                  やこやこ

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