game 表題のMGは「Management Game(マネージメントゲーム)」の略称です。このゲームは、1976年に西順一郎先生がソニー株式会社と共に、人材開発、人材教育のために開発した経営シミュレーションゲームです。私がこのゲームを初めて知ったのは、かれこれ30年程前なのですが、ゲーム版はその時と同じで、何度やっても面白い。私はこのゲームで、過去50期ぐらいやり、5回ほど経営不振で倒産(~_~;)しています。しかし、やる度に新鮮な気付きがあります。

 

このゲームの面白いところは、今はやりのパソコンやスマホのシミュレーションゲームと違い、現実にゲーム版を一卓6名程で囲んで、会社設立から社長として経営戦略を実践し、会社を経営していくところです。いつも実施しているのは、製品の製造販売業という事で、市場から材料を仕入れ、工場で製品を製造し、販売員が市場に売りに行くという、実際に企業で行っている内容を、そのゲーム版に凝縮された中で実践していきます。その中で、売上はどのようにすると確保できるのか?売上を上げるだけで「儲けは出るのか?」という最大のテーマを楽しみます。

 

6名という非常に小さな経済社会の中なのですが、普段と同じような事が起こります。それは、参加する人たちkaisyaが普段おこなっているやり方そのものが、そのゲーム版の中で展開されるという具合です。こんなに小さな世界なのに、それぞれのゲーム版の会社の中身は、自分の本当にやっている会社の中と同じ状態になる!っていうところが、何とも不思議?ではなく、何とも面白いところです。

 

ゲームが1期終了するごとに、会社と同じように決算を行い、会社の中身を一社ずつ見ていきます。実際の無限に絡まっている要素は無いのですが、経営の要素が少ない分、なぜ儲からなかったのか?逆になぜ儲かったのか?非常に明確にわかってきます。例えば、ゲーム版の辺りに置く備品がバラバラ、という方の会社は、実際の会社も整理整頓されていない!という現実があったり、決算をするのにその都度の記帳が間違いだらけ!やはり同じ。そしてゲームの中にも窓際族が多数・・・、うわ~!!それより恐ろしいのは、運。運がついてないというのも、時々ゲーム版に出たりします。しかし、きっちりリスク回避の意思決定をしているかどうかで、会社の運命は決まったりもします。

 

このゲームの特徴は、企業が儲けるという事に対して、何が重要なのかという事を、ゲームを通して学べるというところでしょうか。具体的には

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1)経営3要素のバランスの重要性
2)リスクに対する考え方
3)記帳を正確に行う重要性
4)利益を生み出すための指標の見方、活かし方
5)明確な経営戦略の必要性
6)他色々

 

どれが欠けても会社として儲からないという事を、まざまざと教えられます。こんな小さな世界で上手く経営できないという事は、本当の経営という世界ではかなり厳しいものがあるかもしれません。まずは自分の会社の中がどのようになっているのかを、この小さな世界で体験するのも面白いですね。私がこのゲームで一番の気づきは、『企業経営は「How To Do」ではなく、「How To Think」なのです』という事。なるほど~!!!って感じです。
また、当事務所でMGやりますので、ご参加ください。CMでした(^o^)

MG(マネージメント)研修 https://fc-partners.net/?p=458

やこやこ

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