監査業務担当の清岡です。
今年も残りわずかとなりました。個人事業主の方にとっては12月までの期間が決算月(会計期間)となります。さらに決算申告(確定申告)は、ご存知の通りに3月15日が期限です。この年末の時期になると、よく聞かれるのが『そろそろ1年分の資料を準備しておかないと!』です。
 
次に、年が明けて2月の中旬には、『1年分の資料を纏めて、決算の処理をしないと!』と言いながら、本気で焦り動き始めます。ただこれでは、確定申告のためだけに決算書を作成した、仕方なく作成した、となってしまいます。
 
そして3月15日の確定申告期限が過ぎると、『今年の処理は毎月ちゃんと計画的に会計処理をしようと思います!』もよく聞く言葉です。その時点ですでに三か月近くが経っているのですけどね・・・
 
会計処理は作業の煩わしさや、日々の他の業務を優先するために、後回しになりがちです。しかし、その事により出来るはずであった分析や予測、対応が不可能になっていまいます。(過去のブログ『経営分析でなにが分かるのか』も参照下さい。)
 
そんなことにならない様に、今すぐに出来ることから手を付けて先に進めていきましょう。いずれにしても決算書の作成は必要となりますので、必要な事項を抜粋して記載します。

《残高を確認する》

現金、普通預金、売掛金、在庫、買掛金、借入金など

《今からでも依頼しておくこと》

金融機関の残高証明書(当座預金、普通預金、借入金)

《12月末におこなうこと》

金庫の現金残高の確認
商品在庫金額の確認
固定資産の有無の確認
売掛金等の残高の確認

《1月におこなうこと》

取引先からの請求書で買掛金等の残高確認等

 
過去のブログ『決算を迎えるにあたり』も参照下さい。

  
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