2010.8.2

「NOWHERE」という言葉を聞いて、僕はビートルズの「NOWHERE MAN」という曲を思い浮かべました。なかなか哲学的な歌で、非常に心に残るフレーズです。 He is a little nowhere man. Si […]

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2010.7.31

がむしゃらな暴力刑事、出世に執り付かれたエリート刑事、麻薬まみれのぬるま湯生活を送る刑事。それぞれに傷を負っている、3人の刑事の物語。それぞれにいがみあい、傷つけあい、裏切りあう。違う角度からそれぞれの事件を追いかけ、そ […]

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2010.7.31

人生観が変わっちゃうくらい、強い印象の小説です。出口のない暗闇の中でがむしゃらにもがいて生きる人間の、なんと愚かしいことか。過酷な運命に翻弄される人間の、なんと弱っちいことか。這いつくばるようにしてずるずると進んで行って […]

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2010.6.28

表紙が怖いので、ちょっと敬遠していた作品でした。 読み始めたら、止まらず、1日1冊、最後は1日3冊。アマゾンから届くのを心待ちにして読みました(ちなみに全5巻ね)。 虐待を受けた子供が題材なので、それはわかりやすいシンパ […]

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2009.12.23

NHKドラマ化記念! 久しぶりに読み返してみてます。Google Earth をそばにおいて、遼東半島あたりをぐるぐるしながら読むといいすよ。 以下は、10年くらい前に書いた感想です。 明治の開国から、日露戦争までを書き […]

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2009.11.12

なにしろ、文章がいい。 ミステリーに分類される本書だが、読後の充実感はひとしおで、生きててよかったとすら感じる。 主人公は、19歳のかわいらしい女学生。そして、探偵役には落語家。 この主人公の感受性が、しみじみとリアルに […]

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2009.10.3

「チーム・バチスタの栄光」で、感心し、 「ナイチンゲールの沈黙」にはちょっとがっかり、 「ジェネラル・ルージュの凱旋」で再び魅了され、 4作目の本作品で、物語の深さに圧倒されました。 こうなると、イマイチかなと思った「ナ […]

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2009.9.28

同著者の大作「海の都の物語」では、ヴェネチアの1000年にわたる盛衰を書ききりましたが、この本ではそのうちの数年間、栄華を誇ったビザンチン帝国が、新興トルコ帝国に踏み潰されていく部分を書いています。 まずは現場証人として […]

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2009.8.15

この作者のマイノリティ信仰(オカマとかホモとか、そういう人のほうが人生の本質を知っている、みたいな)が、どうも嫌いなのです。 「パーク・ライフ」で芥川賞をとった人です。というわけで、たいしておもしろい作家ではなかったので […]

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2009.2.26

昨年読んだ「科学本」のなかで、いちばんの作品。 地球をとりまく大気を再発見していく、物語仕立てのノンフィクションです。 なにしろ圧巻は、冒頭のスカイダイビングのシーンでしょう。 3万メートル上空まで気球を使って上昇したキ […]

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